宮崎県楠の会について
宮崎県楠の会は「ひきこもり」の子を持つ親の会です。毎月の定例会を中心に、学習会・講演会・施設見学などを行いながら、当事者の社会復帰や社会的な支援制度の確立などを目指して活動しております。
当会の目的
- 引きこもりの若者の回復をはかり、社会復帰ができるよう(例えば、居場所、中間施設等の設置)助力する。
- 会員間で各種の情報を交換し、講演会、セミナー、施設の見学等を行い、引きこもりの対応や親の心構えについて学び、連帯感を強め、子、親、親族の癒し、孤立からの脱却に役立てる。
- 引きこもりが大きな社会問題であり、家族だけでは解決が困難であることを、社会行政に訴え、人的、物的、経済的支援制度の確立を目指す。
- 上記各項に役立ち、関連する一切の事項。
主な活動内容
- 情報交換などのため、毎月1回の定例会を開催しています。
- 情報収集と啓蒙のため、講演会や学習会、施設見学などを必要に応じて行っています。
- 他団体、他県の「親の会」等と連携をとり活動しています。
当会設立の経緯
昨今、全国で引きこもりの若者は百万人を超えると推定され、大きな社会問題となっている状況のもと、2001年6月30日、宮崎市の宮日会館において、「全国引きこもりKHJ親の会」主催、宮日新聞社後援でシンポジウム「引きこもりからの旅立ち」が開催され、宮崎県、鹿児島県などからこの問題に関心をもつ方々が二百数十名集まった。このシンポジウムを契機に、引きこもりの若者をかかえる親は、孤立し、解決の道すらつかめない状況に鑑み、まず自らの悩みを話し合い、気持ちを楽にするため、そして引きこもった若者の社会復帰を願って、宮崎県「楠の会」(親の会)が立ち上げられた。当会の最初の月例会は2001年7月29日に開催された。以後毎月1回開催され、2002年4月の例会で第10回目という節目にあたり、当会の会則を定めることとなった。